キルケさんより2

GPM 瀬戸口×青

キルケさんより誕生日プレゼントとしていただきました。

リクエスト内容は「お風呂になかなか入れてないグッチと欲求不満な青様」なんですがこの恥ずかしがる瀬戸口くんまじたまんねーという感じの内容で最高でした!!!

身体が重い。

ヒトの肉体に寄生している以上、仕方の無いことではあるが。
いくらオリジナルより強化されていても食事・睡眠といった基礎的な部分が疎かになれば不調をきたす。
更に水浴びをしなければ新陳代謝による汚れが蓄積していく。生身とはそういうものだ。
男は赤みがかった髪をかきあげ、大きく息を吐いた。たれ気味の目はそこだけ野生動物のようにぎらぎらと輝いている。
戻ってきたのは何週間ぶりだろう。身体には血と硝煙のにおいが染み付いている。とりあえず早く熱い風呂に入りたい。
純・日本産の瀬戸口が最初に思うのはそれだった。それにこのままでは、あの人に触れるのもはばかられる。
男はただ一人自分が仕える相手のことを想った。もう暫くあの肌に触れていない気がする。
・・・ヒトの肉体、とりわけ男のものは、欲求に素直である。男は下半身の疼きに眉を寄せた。
いや、したいのは山々だが、別にそのために戻ってきたわけではない。自分はあの人の騎士であり、友人である。

とりあえず、あの人に会う前に見目を整えておきたい。今の自分は美しくない。ずるずると手負いの獣のように地下の廊下を進み、奥の部屋のドアを開け、中に入る。
目にとびこんできたのは鮮やかな青色。男は目を見開き固まった。

「おかえり」

昔より落ち着いた、艶のある声。昔と変わらぬ柔らかな微笑。
男の顔は盛大に引きつった。
「青・・・」
今正に、思い浮かべていた人物である。上司であり、友人であり・・・そして・・・
「厚志でしょ。隆之」
青は不気味なほど優しく言って、男に歩み寄り、口付けようとした。
男・・・ここでは瀬戸口隆之と呼ばれている・・・は、思わず後ろに飛び退く。
青はその様を見ていっそう優しく笑った。
「戻ってきたならどうして最初に俺のところにこないの?」
青い瞳を細めて瀬戸口を見る。口調は柔らかなままだ。が、これは怒っている。一人称が俺の時はやばい。
その瀬戸口の予想は当たっていた。青はこの日、瀬戸口が戻るのを知っており待っていたのである。帰ったらすぐに連絡するよう言っておいたのに、この騎士は言うことをきかない。
少しやつれたように見える瀬戸口の顔を青はじっと覗き込む。瀬戸口の目が泳いだ。
瀬戸口はいくつか言い訳を考えて、やはり素直に本音を言うことにした。嘘はばれるとこわい。ばらばらにされる。
ここは誠実に、謝ろう。
「悪かった・・・厚志。俺だって最初に報告に行きたかったさ。だが俺、今、数日風呂も入れてなくて見てのとおり汚いんだ。臭いし」
青はふうん、と青い瞳で瀬戸口を上から下まで眺めると、首を傾げた。
「僕は別に気にしないけど?」
「俺は気にするんだ。・・・だから、先にシャワー浴びて着替えてくるから。それが終わったら・・・うおっ!?」
瀬戸口が言い終える前に青は素早く距離を詰め、瀬戸口に飛び込むように抱きついた。
瀬戸口はとっさに手を広げて支える。背は伸びたが細身で柔らかな青の身体。久々の感触に瀬戸口の内に宿るものが騒ぐ。いや、だめだ。
青は瀬戸口の胸元に鼻を寄せすんすんとにおいを嗅いだ。獣のようなにおい。
「厚志・・・っ 聞いてるのか」
「ほんとだ、少しにおうね」
瀬戸口いつもは身なりに気を使って香水の匂いを漂わせている男である。
青に言われて恥ずかしさに顔が赤くなる。
「だから・・・わかっただろ?一回離し・・・」
青が顔を上げる。慌てる瀬戸口に無垢で人の悪い微笑を向けると、背伸びして口づけた。
瀬戸口と青の付き合いは短くない。相手のことはそれなりに理解しているつもりだ。
だからこそ、瀬戸口の背中に冷たいものが走る。嫌な予感。
はたして空気を凍てつかせるような声で青は言った。
「服を脱げ。瀬戸口」



青の手は、白くて綺麗だ。勿論、全身くまなく綺麗なのだが。
その手が瀬戸口の風呂にも入っていない赤黒い性器を両手で掴み、愛おしそうに撫でている。いたたまれない。

柔らかなベッドではなく冷たい床の上。
無理矢理服を脱がせ、自身も全裸になった青はその股間に顔を埋めて陰毛を撫でつけ、陰茎に舌を這わせていた。
数日風呂に入れていないので当然汚い。瀬戸口はどうにかやめさせようと青の頭を掴んだ。
「厚志、汚いだろ。一緒に風呂でもいいし・・・それにここじゃ、」
瀬戸口は汚れた性器を舐められるのがどうしても嫌らしい。青はすん、と瀬戸口の股間のにおいを嗅いでみる。
きゅっと、下腹部が疼くような感覚。
「相変わらず諦めが悪いね君は・・・うん、汚れてる・・・・くさいし」
「いいかげんに、」
「ふふっ・・・恥ずかしがってる隆之かわいい」
青は目を眇めると瀬戸口の性器の付け根にキスし、陰嚢を口に含む。
これはもう何を言っても聞かないだろう。青がその可憐な唇でグロテスクな陰茎を愛撫する様を見ながら瀬戸口は凶暴な衝動を押さえつける。
下半身は素直で、血管を浮かび上がらせた性器はより大きく怒張した。海綿体に血が流れ込み、瀬戸口の欲望をそのまま具現化したような形をとる。
青はそれをうっとりとした目で見ると、皮の間の恥垢を細い指先で伸ばしては舌先で丁寧に舐め取っていった。
「はっ・・・ん・・・・んう・・・・・・」
瀬戸口は嫌がっているが、青はこのにおいが嫌いではない。有機的な、雄のにおい。青は酔ったように高潮した顔ととろりと溶けた目で愛撫を続ける。付け根から裏筋、亀頭の溝へと、唇と舌で愛していく。
先端からこぼれた先走りが舌を刺激する。手の平で全体を擦りながら先端を口に含んだ。亀頭だけで口がいっぱいになってしまいそうなそれはびくびくと手の中で脈打っている。
青が鈴口を甘噛みすると、痺れるような鋭い快感が走って瀬戸口は吐精感をぐっとこらえた。青はちゅっちゅと音を立てながら同じ箇所を愛撫し、瀬戸口の表情を伺う。
「ん・・・だしても、いいよ」
「・・・おまえの顔にかかる」
「別にいいって」
瀬戸口は、青に言わせると変なこだわりがある。綺麗な顔だからそれを汚したくないというのだが、別に気にしなくてもいいのに。
それでも瀬戸口がこらえるので、青はわざと尿道を刺激した。舌先と歯で何度も。瀬戸口の端正な顔が歪み、うらめしそうな声で呻いた。
「厚志・・・」
「出してよ。隆之。ね?」
もう一度ちゅっと先端にキスすると、瀬戸口は勢いよく熱い飛沫を吐き出した。厚志の顔や髪だけでなく、鎖骨あたりまでどろりと白濁が垂れる。
普通の人間よりも量の多いそれは、青が舐めてみると随分濃かった。
「ん・・・・隆之、いい子。随分濃いけど、誰かとしなかったの?」
瀬戸口は片手で顔を覆ったまま何も言わない。
青が顔についた精液を指で拭って舐めていると、急に瀬戸口が起き上がり、ぐっと青の肩を掴んだ。乱れた前髪で表情は見えない。
「隆之?」
ぎらぎらした獣の目が、青を捕らえていた。そのまま今度は、青が押し倒される。
頭を打たないよう青を床に縫い付けた瀬戸口は、その白い頬についた己の精液を舐め取る。
「・・・俺はもう、おまえさん以外抱いても満足できない身体なんでな」
鬼か悪魔のように低い声音で瀬戸口は言った。青の大きな瞳に瀬戸口の顔が映りこむ。
確かにかつてはとっかえひっかえ女と寝ていたが、今の自分には青しかいない。
青はそれが未だにいまいちぴんときていないようだ。瀬戸口はそれが気に入らない。
青のことならば、例え青が自分以外の男と寝ても、咎めるつもりはないが・・・勿論嫉妬の感情を抱かないわけではないが・・・・
それよりなにより、自分の気持ちを軽視されるのは我慢できない。
「君って難儀だねえ」
「今更か・・・・?」
瀬戸口は青の両脚を掴んで大きく開かせた。両膝が腹につくくらい折り曲げさせて、大事な部分を凝視する。
うっすら生えた青い陰毛と、瀬戸口が皮を剥いてやった陰茎。その下のかわいらしい玉袋。
そして全身どこもかしこも美しい青の、そこだけ僅かにくすんだ暗紫色の陰穴。何もしていないのに、既にひくひくと肉襞がうごめいているように見えた。
瀬戸口はそこに、先ほどまで青に弄ばれていた肉棒の先端を擦り付けた。
「あっ・・・・」
「厚志は俺がいない間、ここに他の男を咥えこんだのか?」
青は逡巡した後、首を横に振った。
「今回は・・・してないよ」
「本当に・・・?」
「・・・オナニーは・・・した」
先ほどまで両手で包んでいた大きな雄を一番欲しいところに突きつけられて、青はそれだけで太ももが震えてしまう。
青だって、オナニーはしたが、しばらくセックスできずずっと欲求不満だったのだ。早く欲しくてたまらない。
「ね・・・いれて・・・・たかゆき・・・・欲しいよ・・・」
熱くて太いのが、欲しい。ぐちゃぐちゃにして欲しい。ぬめぬめとした先走りを擦り付けられて青は悶えた。
瀬戸口はそんな青の姿を見下ろし熱い息を吐くと、望みどおりに性器を突き入れた。
「ひゃっ・・・・!!!!あ、ぁ・・・・ああ・・・・っ・・・!!」
青の背筋が反り返り、硬直する。内部の柔肉が痙攣しぽろぽろと涙が流れ落ちる。
瀬戸口はそのまま腰を小刻みにゆすると激しく律動を始めた。
「ひゃ、あ・・・あ、ああっ・・・ひいっ・・・!」
青の精液がついたままの美しい顔が快楽で歪んでいく。青い髪が白い床に振り乱れる。
人外の大きさの肉棒を詰め込まれ限界まで拡張された青の後孔はピストン運動の度に内部の淫肉が外に裏返る。
瀬戸口は青の身体を更に折り曲げさせ、上から杭を打つように挿入を繰り返した。普通の人間の身体だったら壊れてしまうかもしれない。そんな激しい交尾。
「ああ、イク・・・イッちゃうう・・・・あっ、あ・・・」
熟れた身体がびくびくと震え瀬戸口を締め付けるが、瀬戸口は気にせず更に奥を突いた。青の小さな唇が半開きのままわなないている。
最奥で、瀬戸口は再び射精した。何度かに分けて熱いザーメンが流し込まれる。青はずっと痩身をびくびくと震えさせており、精液でぐちゃぐちゃになった内部をかき回すと小さく呻いた。
瀬戸口は一度ずるずると性器を引き抜いた。ぽっかりあいた孔から精液がこぼれ落ちる。
「あっ・・・ん・・・もう、ぬいちゃうの・・・・?」
「足りない?」
青はこくりとうなずいた。
「足りない・・・」
青はゆっくりと身を起こし、力の入らない脚でよろめきながら瀬戸口に抱きついた。瀬戸口は力強い腕でその身体を支えて抱きしめる。
全身の肌と肌が触れ合って、青の方が少し体温が高いのがよくわかる。青は瀬戸口の胸板に頬をつけて呟いた。
「やっぱり・・・今日のたかゆきのにおい、俺は好き・・・・」
「・・・あんまり嬉しくはないな」

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