女の子にしてください

GPM 瀬戸口×速水

​雌化の激しい速水くんが舐めてるだけです

 下着の上からも見ても分かるくらいに勃起しきったペニスを、速水は物欲しげに布の上から頬擦りをした。

 鼻を押しつけ、その熱量と蒸れた雄の匂いを嗅いでいるだけで熱い吐息が漏れる。暫く堪能した末、下着が先走りで汚れる前にと、乾いた唇を舐めて徐々に下着を下ろしていった。

 するとバネのように飛び出した猛々しいペニスが頬を掠め、ゴクリと固唾を飲む。

 虜になるには十分な大きさ。だが速水に対してのみ、このペニスが一層興奮し始めると腹を破らんばかりに再び大きくなることを、少年自身が一番身を持って知っている。

 その人外じみた大きさが、何を指すのかも。

 それでも、速水はその規格外とも言えるペニスに犯され、女にされ恭順することに快楽を覚えていた。

 普通の一物では届かないであろう、結腸の少し奥まで容赦なく広げてくるその凶悪さを思い出すと、触れられてもいない後孔がヒクヒクと開いて期待し始めるほどに。

 長さ、太さ、堅さのどれを取っても過去の境遇から“そういうことには慣れた”速水でさえこれ以上はないと思えた。大きな亀頭、高いカリ首はピストンをした際にゴリゴリと腸壁を擦り上げ、絶妙な段差から生まれる刺激が堪らない。出たり入ったりする感覚をダイレクトに教え込んで来ては、その都度喘ぎ声が止まらなくなってしまう。

 もう既に、身体の奥の奥まで彼の形を覚えさせられてしまったのだ。関係を持って一ヶ月も経たぬ内に。

 

「……舐めていい……?」

 

 ちゅ、と尿道口へキスを落とすと上目遣いで彼――瀬戸口を見上げる。こうして無意識の内に許可を求めようとしてしまうのは、以前までいたラボでの躾の癖が抜けていないからであった。

 だが、そうしてわざわざいじらしく許可を得ようとする速水に瀬戸口が興奮してしまうのもまた事実である。

 舐めたい、と普段なら想像も出来ないような淫欲を浮かべた表情。速水の頭を優しく撫でると、それが合図だったかのように、速水は少し乱れた髪を耳にかけ直して小さな口を開くと先端から頬張った。

 熱く、小さな口は太く逞しい亀頭を咥えるだけで一杯になってしまうが、それでも健気に舌を動かして奉仕する姿は男の支配欲を満たす。

 ジュルジュルと、汁気の多い果物でも食しているかのように蕩けた顔で唾液を絡ませては溢れ始めた先走りを啜った。くぐもった声が漏れると、半ば強引に喉奥までペニスを招き入れようとする。

 強いているのではなく、これは少年が自ら望み、したいと思って行っていることなのであった。

「んぐ……ふ、……んッ、ぅ」

 頭を上下に動かし、口腔を膣に見立てて腰をも溶かしそうな口淫を施す。自ら進んで女の快楽を教えてくれる雄に奉仕を行う、その表情は淫らで、艶めかしい雌そのものであった。

 自ら喉の奥を犯させ、眉間に皺を寄せて涙を溜める姿は嗜虐心を煽る。速水の鼻息が荒くなると同時に動きが速くなり、唾液や先走りのまじった淫汁が小さな顎を伝ってポタポタとシーツに染み込んでいった。

 これだけ咥えこんでもまだ根本までは届かない。口を動かすことも忘れず、入りきらない部分を小さく白い手で握り、扱いては時折睾丸も揉み上げて刺激を与えた。

 

「厚志……」

 

 熱っぽい声で呼ばれ、頭を動かしながら瀬戸口の方を見上げる。速水が何も身に纏っていないのに対して、瀬戸口はスラックスの前を寛げただけ。

 再び、頭を優しく撫でられる。大きなこの手は、暖かくて、速水を安心させる魔法の手だった。

 だが、セックスの時ばかりは頭を撫でられるだけでゾクゾクと背筋を何かが這う。

――自分は、この人に今夜も抱かれるのだ。

 体の奥の奥に熱い精液を流し込まれ、それを腸壁へ擦り込むかのように抜かずに再び動かされる。ミチミチと広げてくる、グロテスクとも言える人外のペニスで余すとこなく、自分がただの雌であることを教え込んでくれる。

 キスでは舌を絡ませながら貪られ、次に唾液を注がれると喉を上下しながらそれをも飲み込むが、その間も体の奥底を突き続けるピストンは止まることがない。ずっと、ずっと気持ちいいのが止まらなくなり、速水はいつも泣いてしまうのだった。

 それでも瀬戸口は止めてくれない。

 身体は正直とはよく言ったもので、速水が赤子のように泣いている最中も発情した結腸がモグモグと貪欲に亀頭を食み、射精を促す。精汁が欲しいと子宮口のごとくそれはペニスに媚びを売る。

 間近にある雄の匂いに、速水は腰を揺すって、瀬戸口の紫の瞳を見つめながらフェラチオに夢中になった。熱いのを喉に、出して欲しいと訴える。

 濃厚なそれに喉を焼き切られたいと思いながら、セックスなど知らないとでも言うような幼げでありながら上品な顔でペニスに吸い尽く。下品な音と鼻息、瀬戸口が「出すよ」と優しげに声をかけると、速水の顔に熱が籠もる。

 期待からだった。

 教室では多くの友人に囲まれ、名を呼ばれる度に愛らしい変声期前の甘い声で返事をする、その口内へと溢れんばかりの精汁を瀬戸口は注ぐ。

 注がれている最中も奉仕を止めない。最後の一滴まで胃へと流し込んでほしいと速水はそれしか考えられず、口内へ射精されている最中に己の股間へ手を伸ばし、更に奥の――後孔へと、指を伸ばした。

 ぬぷ、と菊皺が広がり細い指などそこは容易に受け入れる。

 だがそんな些細な刺激でも、ドクドクと流れ込んでくる精液の匂いと合わさって速水は敏感に刺激を拾い上げた。

「んぶ……っふ、ぅ……」

 ズルン、と口の中から射精しても堅さを保った瀬戸口の性器が抜けていく。なるべくこぼさぬように、口腔に溜まったそれを賢明に飲み込んだあと、小さな口を開いて飲みきったことを瀬戸口に見せつけた。

 まるで、褒めて、とでも言いたげな純朴な微笑みを浮かべた子供の顔で。

「えらいね、全部飲んだの?」

「のんだ……えっちなあじ……」

「好きだろ?」

「……ばか」

 クスクスと瀬戸口が笑い、汚れた小さな口元を指で拭うとそのままキスをしかけ、速水はうっとりと目を瞑る。

 性器を舐めた後だというのに、ご褒美のように構わず速水が大好きなキスをしてくれる瀬戸口に胸がぎゅうと締め付けられるようで、嬉しくて苦しかった。

 愛されてる、大事にされてる。

 目元が恍惚に蕩けていく。

 速水は恐る恐る口を開くと、入り込んできた瀬戸口の舌に吸いついて後孔に忍ばせた指を小刻みに動かした。自身の細い指では物足りない。けれど疼いて仕方がない。

「……ね、瀬戸口くん……」

 速水が顔を離すと二人の間を唾液が繋ぐ。座り直し、膝を立てて腰を僅かに浮かせた。中に入れた指で、くぱっと後孔を開く。

 肛門周りのぽってりと盛り上がってしまった卑猥な肉を割り開き、トロトロに熟した粘膜を晒す。

 ひくん、ひくん、とそこは目視で分かるほどに蠢いていた。

 

「今日も僕を女の子にしてください」

 

 セックスのことしか考えられないとでもいう風に、少年の殆ど機能しなくなった皮を被った性器の先端から、トロリと透明な粘液が滴る。

 それは、膣から溢れる愛液のようにもみえた。

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